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2013-03-01

【MR・大手前通信】「規制改革会議」始動![vol.36]

【MR・大手前通信】「規制改革会議」始動![vol.36]
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〜_…_〜_…_〜_…_〜_…_〜_…_〜_…_〜 2013.03.01

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-CONTENTS-

◇【経営】「規制改革会議」始動!
◇【会計】中小企業金融円滑化法、終了間近
◇ 編集後記

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【経営】「規制改革会議」始動!
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平成25年1月23日より、安倍総理の諮問機関として「規制改革会議」が設置
されました。安倍総理は、「潜在需要を顕在化させることによる経済活動の
支援、日本経済の再生に資する各種規制の見直し等、経済社会の構造改
革を進める上で必要な規制の在り方」について検討を求め、規制改革を「成
長戦略の一丁目一番地」と位置づけています。

規制改革会議では、次の4つのワーキンググループで構成され、専門家に
よって規制改革の議論が行われます。

(1)健康・医療
(2)エネルギー・環境
(3)雇用
(4)創業

例えば、先般最高裁で違憲判決のあった医薬品のインターネット販売の規制
緩和や、電力小売全面自由化、ビッグデータビジネス普及のための個人情
報利用制限の見直しなど、規制の範囲や在り方、改善方法等が検討される
予定です。

他方、慎重論として省庁、関連団体から規制緩和の弊害の指摘や反発が予
想されます。

検討課題の一つに、事務職や一部研究職員への労働時間の規制緩和があ
ります。裁量労働制を拡大普及させることで、業績や成果で評価され、時間
の自由度を労働者へ与えることにつながります。しかし、長時間労働や過労
死の問題を助長してしまう諸刃の剣となってしまいます。

議論は始まったばかりですが、最終報告は、平成25年6月に予定されていま
す。安倍内閣が策定する成長戦略に反映される予定です。

規制緩和が取り入れられた政策・法整備が進められれば、企業経営において
大きな影響、またはチャンスになることもあります。しっかりアンテナを張り、
予測される規制緩和に先んじて対処していくことが肝要でしょう。我々もいち
早く情報をお届けできるよう努力致します。

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【会計】中小企業金融円滑化法、終了間近
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平成24年11月号のメルマガでも触れましたが、平成25年12月から施行され
た「中小企業金融円滑化法」(以下、金融円滑化法)が、今月末を持って終了
します。金融円滑化法終了後、金融機関の対応がどうなるのか等、弊社に
も多くの相談が寄せられています。

リスケジュール(以下、リスケ)を実施した場合、原則として要管理先に区分
されますが、必ずしも不良債権と判断されるわけではありません。
基準金利(債務者の信用度合いを勘案して、通常適用される貸出金利)が
取れている場合や、経営改善計画が策定されている場合(貸出条件の変更
時より最長1年以内に策定すれば可)には不良債権となりません。

金融円滑化法の趣旨は金融検査マニュアルに反映され、恒久化され、強引
な資金回収を防止すべく、金融庁の監視機能も強化される方針です。4月以
降、金融機関の態度が急変することはないものと考えられますが、不良債権
と位置付けられた場合にはやはり金融機関は撤退姿勢になります。「貸し渋
り」や「貸し剥がし」を強行することはなくても新規融資を断られたり、担保の
追加設定を求められたりする可能性は十分にあります。

また、これまで金融庁は、金融機関に対して、どれだけリスケに応じてきた
かを検証してきました。今後は、金融円滑化法の終了に対応して、再生支援
の取り組みを定期的に開示することを義務づける方針を発表しており、経営
がどれだけ改善したかを検証するようになっています。

金融機関が積極的に経営改善に関与する狙いではありますが、一方で懸念
される点もあります。

金融円滑化法により、金融機関は申込み数の9割以上のリスケ対応を行っ
てきましたが、金融円滑化法終了後は、経営改善の見通しが立たない企業
からのリスケ要請に対しては、開示・検証の影響で、容易に対応できなくなる
かもしれません。

こういった事情からも金融円滑化法終了に向けて、リスケ申請の駆け込み需
要は増えていますが、だからといって焦ってリスケ申請をするべきではないと
考えます。なぜなら、リスケ申請をした企業は基本的には新規融資を受ける
ことができないからです。

金融円滑化法の動向で焦ってリスケ申請を行うのではなく、自社の資金繰り
や収益状況を少なくとも1年程度先までは把握することが肝心です。
そのうえで、これからどう行動すべきか、じっくり検討する必要があります。

参考:金融庁 金融再生法開示債権の状況等について
http://www.fsa.go.jp/status/npl/index.html

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編集後記
私事で大変恐縮ですが、俳優をしている弊職の弟が、日本赤十字社のCMに
出演させていただけました。
「献血ってそうなんだ」というCMで、オリンピック水泳メダリストの寺川選手と入江
選手との共演させてもらっています(真ん中のアフロです)。
もし良ければ、ご覧ください。また、Youtubeでもご覧いただけます。
皆様も是非献血を!
https://www.youtube.com/watch?v=2wCQqA3aN8Y&feature=youtube_gdata_player
(杉森)
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代表取締役・代表社員 榎 卓生
(発行担当:杉森、森山)

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