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お役立ち情報

2015-09-24

電子記録債権とは何でしょうか?またどのような会計処理をすればよいでしょうか?

【会計】電子記録債権とは何でしょうか?またどのような会計処理をすればよいでしょうか?

【質問】

①得意先が電子記録債権を利用する事となりました。電子記録債権とは何でしょうか?

②どのような会計処理をすればよいでしょうか?

【回答】

①電子記録債権

電子記録債権とは、従来の手形と売掛債権の長所を組み合わせた新しい種類の金銭債権で、平成20年12月から導入されています。徐々に採用する企業が増えているため、実務で取り扱う機会も増えてきています。

 

電子記録債権の主な特徴は次の点です。

・電子データ送受信等により発生、譲渡を行うため、作成、交付、保管のコスト軽減

・記録機関の記録原簿で管理するため、紛失・盗難の予防となる

・従来、手形で出来なかった債権の分割が可能

・債権譲渡の場合でも、電子記録により債権の存在、帰属が明確であり、かつ債権譲渡通知も不要

 

②会計処理

それではこの電子記録債権、会計処理における勘定科目は何となるでしょうか?売掛金?受取手形?いえ、答えはそのものズバリ「電子記録債権」です。

平成21年4月に企業会計基準委員会から発表された「電子記録債権に係る会計処理 及び表示についての実務上の取扱い」で、「電子記録債権」の名称を利用する方針が公表されました。この「電子記録債権」は債権者側の科目名ですが、債務者側では「電子記録債務」の科目名を使用することもこの「取扱い」では示されています。

※ 作成日現在の法令にもとづき作成しています
※ 2015年9月15日作成